こんにちは。「コーチング式子育てのガッコウ」講師の松岡タカノリです。
この「3つのよいことブログ」では、ポジティブ心理学や「3つのよいこと」ワークを基にした、子育てや暮らしに役だつ情報を投稿してまいります。
そもそもレジリエンス(心の回復力)とは何?
前回のブログで、すべての人にレジリエンス教育が必要と記しましたが、そもそもレジリエンス(心の回復力)とは何でしょうか?
アメリカ心理学協会では、レジリエンスを「逆境やトラブル、強いストレスに直面したときに適応する精神力と心理的プロセス」と定義しています。ちょっと難しくてわかりにくいですね。
簡単に説明すれば、ストレスにさらされたとき、人は誰しも精神的に落ち込みますが、
レジリエンスとは、その精神的な落ち込みから回復し、
ストレスにさらされた状況を克服するメンタルのことです。
レジリエンスは誰しもが持っているメンタル力
レジリエンスは、特別にメンタルの強い人だけが持つものではありません。
実は人間誰しも持っているメンタル力です。
ただ、ストレスや逆境に長くされされると、レジリエンスは弱っていきます。
また、自分のレジリエンスを自覚していなかったり、
レジリエンスを強化する方法を知らなかったりすると、
徐々にレジリエンスは低下してしまい、いざストレスや逆境にさらされると、
状況を客観的に冷静に判断できず、誤った行動をしてしまい、
精神的な落ち込みが続くことになります。
そのようなレジリエンスが低下した状態が続くと、精神的な疾患となり、
何事も積極的に人生を過ごすことができず、理想の目的も持てず、
ひどいときには破局的な考えを持つようになり、実行してしまう場合もあります。
レジリエンスは、人を成功に導き幸福な人生を過ごすための原動力
レジリエンスは、自己肯定感と同じように、数値では測れない能力、表面には見えにくい能力である非認知能力に含まれます。
私は、レジリエンスと自己肯定感は、非認知能力の中でも、生きていく上で特に重要なメンタル力と思っています。
自己肯定感(本物の自己肯定感)は、生きるエネルギーそのものであり、
レジリエンスは、人を成功に導き幸福な人生を過ごす原動力、エンジンそのものです。
レジリエンスは、さらに3つのメンタル力で構成されていると考えています。それは、

状況把握力(自分のおかれている状況の客観的事実を把握する力、自分を含め客観視する力=メタ認知力)
感情調節力(客観的事実に対する多様な捉え方を見出し、捉え方を転換して感情をコントロールする力=認知柔軟性)
目標達成力(自分の持つ内的外的資源(レジリエンス資源)を活用し、逆境を克服するだけでなく、自分の理想の目標を達成するまで挑戦し続ける力≒意志力、行動力、戦略的思考力)
次回のブログから、レジリエンスを構成する3つのメンタル力について、記したいと思います。

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