本が大好きで、いつかどでかい図書館のような書斎をつくって仕事場にするとコミットしている、調べものもネットより本が多いアナログネイティブ“レジリエンストレーナー”松岡タカノリです。
コト消費的なずっと居たくなる図書館
昔から本を読むのが大好きで、それが嵩じて編集者になって本を創り、今や自分で4冊本を書くようになりましたからね。全然売れてませんが( ノД`)シクシク…
国内でも海外でも、観光地になってもいないのに土地土地の図書館にいって、可能であれば入って本を調べたりしています。本に包まれている、厳かな雰囲気が好きなのです。著者の息吹が聞こえてくるような。
最近では、昨夏に行った金沢市の石川県立図書館が素晴らしいですね。
本を読むだけでなく、行ってゆったりとした時間を過ごすだけでも価値があるような、
コト消費的な、新たなタイプの図書館だなあと思いました。
「こんな素晴らしい図書館を書斎にもつ!そして仕事場にする!」と固く心に誓ったアナログネイティブだったのです。
図書室おかない学校ってどうだろ?
昨日の新聞を見ていると、図書室を設置せず、資料の整備も不十分な学校が複数あるとか?
ICTのインフラ整備に予算を取られたのでしょうか?それとも子どもが本を読まなくなったので必要とされなくなったのでしょうか?蔵書の保管維持費がかさむからでしょうか?
教育関係の有識者は、「子どもの学習権を侵害する」と警鐘を鳴らしています。そりゃそうですよね。
未設置が明らかになった学校は一部で、氷山の一角ではないかとの報道もあります。
本好きのアナログネイティブとしては由々しき事態です。何より、
「図書館戦争」という映画がもう創れないかもしれない(´;ω;`)ウゥゥ
感覚を研ぎ澄ませる知的なテーマパーク
学校の図書室は、子どもの学習の場、知識を得る場だけでなく、感覚を研ぎ澄ませて抽象的な思考力を養う重要な場なのですけどね。
絵本とか挿絵入りの本を読めば、視覚を刺激して審美眼を養うことになるし、
本の表紙を触ったり紙をめくったりすれば触覚を刺激して紙の肌触り感がわかるし、
古い本や新しい本の印字の香り、紙の香りを嗅げば嗅覚が刺激されるし、
何よりも文字を追いかけて本を読めば、言語力、語彙力がつきます。
そして、何よりも作品の世界観に浸れば、著者・作家の人物像や世界観、宇宙観に触れることができ、抽象的思考力、大局観が子どもながらに育まれます。
学校の図書室は、しっかりと設置して活発に活用すれば、子どもの感覚を研ぎ澄ませ、抽象的思考を養う、身近な知的テーマパークになるんですけどね~。何とか図書室をもっと大事にして有効に活用してもらいたいものです。
抽象的思考力が高まれば、我が愛する「レジリエンス」も格段に高まります。
そう言えば、石川県立図書館の別名、愛称って何だったっけ?ちょっとググっちゃお!
あれ?
どこがアナログネイティブやねん!!!
えせアナログネイティブだった。もはやデジタルネイティブにもなれないし( ノД`)シクシク…
レジリエンスが試される試練の日々は続くのでした。