こんにちは。ハピネスノートです。
ハピネスノートの「3つのよいことブログ」では、ポジティブ心理学や「3つのよいこと」ワークを基にした、子育てや暮らしに役だつ情報を投稿してまいります。
緊急事態宣言の期間延長、地域拡大を受け、新学期が始まった学校と夏休みを延長した学校とがあろうかと思います。
新型コロナの感染拡大が収まらないと喧伝され、10代の子どもにも拡大しつつあると、ことさら不安感を煽るような報道がされています。ただ、通常の感染予防を励行していれば、さほど恐れることなく感染を防げますので、ここは、「正しく恐れ、感染予防の行動を励行する」ことを守れば、過度に不安を感じなくてもよいと思います。
不安、恐怖といったネガティブ感情は、免疫力を極度に低下させます。それこそ新型コロナの思うつぼです。子どもたちには、このような状況でも、ポジティビティ(ポジティブ感情)を高めて楽しく学校での生活を過ごしてほしいと思います。
さて、最近の「3つの良いこと」。
まず嬉しかったことは、ネットショップに『「3つのよいことノート」、すぐに買いたいので最寄りで売っているお店を教えてください』というお問い合わせをいただいたことですね。そのままネットショップでご購入いただいても良いのですが(笑)、すぐにでも欲しかったのでしょう。嬉しい限りです。
頑張ったことは、夕飯の献立、新メニューに挑戦して上手く作れたことですね。家族も喜んでくれて安心しました。初めて作る料理は周囲の評価がことさら気になりますね。
感謝の気持ちを感じたことは、このようなご時世でも(このようなご時世だからこそ)、ブログをお読みいただき、SNSでコメントをいただいたことでしょう。拙いブログをお読みいただき、本当に感謝感謝です。
良い親子関係が自己肯定感を高める!
前回のブログでは、自己肯定感を高める効果的な方法として「3つの良いこと」をお伝えしました。
ポジティブ心理学を始め、最近の心理学では、自己肯定感について、多くの心理学者が研究成果を発表しています。自己肯定感は、心理学分野で非常に興味深い研究テーマなのでしょう。
自己肯定感の高さと、幸福度の高さを相関分析すると、強い相関関係がみられるとの研究結果が出ています。これは、自己肯定感が高くなると、幸福度も高くなるということを示しています。ただし、相関関係があるということは、どちらが原因でどちらが結果かはわからないということも示しています。つまり、自己肯定感が高いから幸福なのか、幸福度が高いから自己肯定感が高いのかは相関関係の強さからはわからないのです。
その後、少数ですが、自己肯定感が高いのは原因ではなく、幸福度の高さの結果であるとの研究結果が出ています。つまり、その人が幸福な状態にあると、それが原因となり、その人の自己肯定感が高まるという結果が生じると言われています。
さらに心理学の研究では、幸福度と自己肯定感の両方を高める要因として、「良い親子関係」があると発表されています。親からの子どもへの無条件な愛情を伴う良好なコミュニケーションが、子どもの幸福度と自己肯定感の双方を高めるのです。
自分の最も大切な親が、自分のことを無条件に好きであれば、子どもだって「自分は価値がある人間だ」と感じ、子どもも自分のことを無条件に好きになるのは当然ですよね。
無条件に愛することは、すべてを受け入れること
親から子どもへ注ぐ愛情というのは、条件付きの愛情ではなく、無条件でなければ幸福度も自己肯定感も高まりません。「無条件の愛情」というのは、シンプルです。「子どものすべてを受け入れ、すべてを愛す」ということです。
「無条件の愛情」はシンプルで、親でしたら、どなたでも言われなくてもちゃんと注いでいると考えていると思います。ただ、意外に、「無条件の愛情」ではなく、無意識に「条件付きの愛情」をもって接している両親が多いようです。特に教育熱心で、過剰に子どもの将来に干渉しようとする親に見られます。
どのようなときに「条件付きの愛情」がみられるかというと、例えば、子どもが親の期待に反した成績を残したときに「なんでこんな成績なの!」と批判したり、叱責したり、子どもが習い事で芳しい成果を上げなかったとき、「どうしてあなたはこんなレベルにしかならないの!あんなに練習したのに、だめじゃないの!」と批判し、ダメだししたりするときに見られます。
おそらく例に示したような子どもの芳しくない成果に対する親の批判は、子どもにもっと頑張ってほしいと思う激励や、「あなたはもっとできる子なのよ」といった肯定的な期待を持って発言されているかと拝察しますが、親からの厳しい言葉を受け取った子どもは、親から攻められていると感じ、自己肯定感は著しく低下します。「自分は親からこんなに責められるほどダメな人間なんだ」と感じるようになります。
「条件付きの愛情」ではなく、「無条件の愛情」とは、「この子はできる子なんだ」と信じ切り、たとえできないときや成績が悪いとき、何かトラブルを起こしたときも、瞬時に批判したり、責めたり、叱ったりせず、まずは優しく受け止め、寄り添い、共感し、承認することです。
「無条件の愛」を示す親のコミュニケーション
子どもが何か悪いことを起こしたとき、叱ったり責めたりしないのは難しいし、やはり躾(しつけ)として、きちんと悪いことをしたときは叱ったり、できないときは励ます意味の批判は必要なんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
批判せずに子どもを支援するコミュニケーション法は、いくつかあります。その方法は書くと長くなるので、次回以降のブログで紹介することにしましょう。基本的なポイントは、一見、批判すべき子どもの行動も、必ず肯定的な側面(ポジティブな面)があるので、そこをきちんととらえ、子どもに指摘してあげることです。それには、日ごろから「3つの良いこと」を実践する習慣を身に付ければ、自然とそのような視点が親子に芽ばえます。
「無条件の愛情」を注ぐコミュニケーションの基本が身につく「3つのよいこと®ノート」の詳細はこちらのサイトから。
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