松岡タカノリのレジリエンス伝道日誌

日々是レジリエンスNo.15‐自己肯定感とグリット(やり抜く力)

こんにちは。ハピネスノートです。

ハピネスノートが綴る「3つのよいことブログ」では、ポジティブ心理学や「3つのよいこと」ワークを基にした、子育てや暮らしに役だつ情報を投稿してまいります。

またブログ更新に約1か月の間が空いてしまいました。多忙を理由にしてはいけないのですが、おかげさまで、新シリーズの「グリットup」が好評で、そちらのPRや対応に追われ、ブログを書く時間がなかなかとれませんでした。言い訳してはいけないのですが、ついつい言い訳してしまう…自己肯定感が少し下がっているのでしょうか???

さて、最近の「3つのよいこと」。

嬉しかったことは、12月に入り、「ハピネスノート ネットショップ」での注文が増えてきたことでしょうか。新商品のグリットupも早速、ご注文いただきました。嬉しさ一入です。

頑張ったことは、11月の東京インターナショナルペンショーや、その後の某卸会社主催の商談会に参加させていただき、その場の交渉で「3つのよいことノート」をお取り扱いいただく会社様、店舗様が増えたことですね。11月、1週間ほど東京に滞在し、仕事をしたことが報われたと思います。

ありがとうと感謝の気持ちを持ったことは、グリットupのプロトタイプのモニターになっていただいたお嬢様(中学1年生)とお母様に再会し、グリットup3冊を進呈すると、感謝されたことです。こちらが多大な感謝をすべきなのに、ありがとうという言葉をお嬢様からいただくなんて。一気にポジティビティが高まりました。

やり抜く力(グリット)とは?

新シリーズの「グリットup」は、子どもさんの(本物の)自己肯定感に加え、やり抜く力(グリット)を高めることをコンセプトにしたノートです。

グリットって、ポジティブ心理学に興味を持っている方、ポジティブ心理学をベースにしたコーチや研修講師をされている方、心理カウンセラーや心理士の方は、馴染みのある言葉だと思いますが、最近よく交流する文房具業界の方々に「グリット、ご存じですか?」と質問すると、

「グリッド?罫線でしょ?」と答えられる方が何名かいらっしゃいます。私はそちらの発想が浮かばなかったので、「なるほど、そう誤解することもあるのか?」と新鮮な発見でした。

「グリット」とは、「困難や挫折を味わっても、あきらめずに目標に向かって努力し続ける粘り強さ、やり抜く力」と言われています。ポジティブ心理学者のアンジェラ・ダックワース博士の研究で近年、非常に注目されているマインド力です。ダックワース博士の著書もベストセラーになりましたね。

ダックワース博士によれば、人がそれぞれの分野で成功して偉業を達成するには、才能やIQよりも、グリットが重要であると説いています。全く同感です。

私は、今まで様々な分野で成功した人々に関する文献を読んだり、実際にお会いしてお話を聴いたりしましたが、成功した人、成功して今も活躍している人は、総じてグリットだけでなく、レジリエンスも高く、それらを支える基盤となる自己肯定感も高いように思います。

では、それぞれの分野で偉業を成し遂げた人、成功した人は、最初から高いレベルの自己肯定感、グリット、レジリエンスを持っていたのでしょうか?そんなことはありません。誰しも最初から自己肯定感、グリット、レジリエンスが高い人はいません。偉業を達成した人も、成功した人も、日々の生活習慣から徐々に高まってきたのです。意図的に高めたか、あるいは無意識に高まったか、どちらかかと思います。

要するに、自己肯定感もグリットもレジリエンスも、日々のちょっとした生活習慣や物事の捉え方、トレーニングで鍛えることができます。高めることができます。そして、これは、子どもの頃からもできますし、大人になってからも、シニアになってからも鍛えることができます。

子どもさんの自己肯定感、グリットを強化するトレーニングのツールとして活用できるように、「3つのよいことノート」は開発し、制作しました。

非認知能力とは

グリット(やり抜く力)やレジリエンス{心の回復力}、自制心、コミュニケーション能力、好奇心、チャレンジ精神などのマインド力は、IOやテストなどで数値化できる「認知能力」に対し、数値で表されない能力として「非認知能力」と呼ばれます。

近年、この「非認知能力」を向上する取り組みが注目され、さまざまな試みがされています。文部科学省の新学習指導要領(新カリキュラム)でも、「生きる力」の向上が重要視されています。この「生きる力」が「非認知能力」ととらえることができるでしょう。

非認知能力は、学力などの認知能力を支える上でとても重要です。にもかかわらず、私たち日本人は、認知能力の向上に過重を置いて子どもを教育し続け、非認知能力の向上は軽視してきました。その歪み・弊害が、現在、さまざまなところで生じています。私もさまざまなところで、学力は極めて高いにもかかわらずコミュニケーション能力やグリット、レジリエンスが低いために能力を発揮できず、ドロップアウトしたり、うつ病などにかかったりした方を数多く見てきました。

認知能力を支える人間力が非認知能力と考えられますが、さらにそれらを支える心理的基盤が自己肯定感と考えられています。自己肯定感を広く「非認知能力」に含む考え方もありますが、いずれにしろ、自己肯定感が認知能力や非認知能力を高める上で、とても大事なことがおわかりかと思います。

自己肯定感とグリットを高めるには

自己肯定感を高めるには、1日の「3つのよいこと」を習慣づけて行うことで、心の中の肯定感を高める方法が有効ですよとお伝えしましたが、グリットを高めるには、どのようにすればよいのでしょうか?

グリットを研究したアンジェラ・ダックワース博士は、グリットが高まるには4つのステップがあると言われています。

その4つのステップとは、興味⇒練習⇒目的⇒希望です。このステップを自主的に進めていけば、グリットは伸ばすことができると説明されています。

新商品の「3つのよいことノート グリットup」は、ダックワース博士が唱える興味⇒練習⇒目的⇒希望の4ステップを経験することで、グリットが高まるような構成になっています。

「3つのよいこと®ノート」を購入できるハピネスノート ネットショップ」はこちらから

活躍する女子ゴルファーのお母さんとお母さんのようなプロゴルファーを目指すお嬢様

グリットを高める4ステップ 興味⇒練習⇒目的⇒希望 と、グリットupの商品との関連は、次回以降のブログでご紹介したいと思います。

ブログを書いている間に、ネットショップのグリットupがほぼ売り切れ状態となりました。急ぎ増刷しておりますので、しばしお待ちを。嬉しい誤算ですね。