年末になり、書棚を整理している本大好き“レジリエンストレーナー”松岡タカノリです。
毎年、年末には読了した本を片付けるのですが、一年間、100冊以上たまってしまい、今年も、よく読んだなあと自分で自分を感心しながら片づけました。
グリットってなに?
「3つのよいことノート グリットup」リリースを記念して、グリット(やり抜く力)のことを記します。
グリットとは、自分の最も重要な目標に対して、興味を持ち続け、ひたすら取り組む「情熱」と、挫折を味わってもあきらめずに努力を続ける「粘り強さ」が合わさったメンタル力です。
今、さまざまな業界で活躍している人たちは、おしなべてグリットが高いです。メジャーリーガーの大谷翔平さん、サッカーの三苫薫さん、卓球の伊藤美誠さんは、子どもの頃から自分の大好きなことを見つけ、それに興味を持ち続け、挫折があってもあきらめずに努力した結果、今の活躍があることは良く知られていますね。
グリットを高める4ステップ
グリットを高めるには、興味⇒練習⇒目的⇒希望の4つのステップがあります。
グリット研究の第一人者、アンジェラ・ダックワース博士は、著書の中で、「興味」について、「情熱を抱き、それに没頭する技術」と書いています。
アメリカにおいて、アップルを創業したスティーブ・ジョブズやアマゾンを創業したジェフ・ペゾスのような成功者を“メガ成功者”と呼ぶらしいのですが、そのような“メガ成功者”が自らのサクセスストーリーを語るとき、例外なく口にする言葉が、「この仕事が大好きだ」という言葉だそうです。
自分の心の底から好きなことを見つけ、それに興味を持ち続け、
興味を抱いたことがさらに上手くなるように“意味のある”練習を繰り返し、
興味あることに対する利他的な目的を抱き、
その目的が達成できるとリアリティを持って希望を持つ。
そのような興味⇒練習⇒目的⇒希望のステップが、高いグリットを育み、レジリエンスを高めていきます。
私のライフワークであるレジリエンストレーニングでは、レジリエンスマッスル(レジ筋)であるグリットを高める方法もお伝えしています。
子どものグリットを高めるには?
子どもが「大好きなこと」、「情熱を傾けられること」に興味を持つには、どのようにすればよいのでしょうか?
「大好きなこと」、「興味を持てること」が見つかるのは、偶然の要素が強く、回り道も多いかと思います。だからこそ、子どもには、いろいろなことを興味の趣くままさせてほしいと思います。そして、そのようないろいろなことをする中で、自分自身が本当に興味を持てること、大好きなことを選べばよいと思います。
「3つのよいことノート グリットup」では、グリットを高める第1歩である、「興味」を抱かせ、育むために、まず初めに、子どもさんに、今、自分のやっていて楽しいこと、大好きなこと、やっていてワクワクすること、もっと上手になりたいことを、素直な気持ちでたくさん表に書くようにしています。
年末のこの時期は、整理した大量の本を全国規模の有名な古本屋チェーン店に引き取ってもらいます。一度、恩師から献本いただいた恩師サイン入りのご著書を間違えて古本屋さんに売ってしまいました。結構な高価で買い取ってくれましたが、間違いに気づき、こっそり買い戻しにレジに向かうと、なんと買い取り額の3倍で買い戻さなければならなかったΣ(゚д゚lll)ガーン
かろうじてグリットが残っていたので、買い戻しましたけど( ノД`)シクシク…
さて、今年も残すところ、あと5日となりました。皆様良いお年をお迎えくださいませ。