旅行をしないGWの楽しみは日々の美味しい食事しかありません。デパートでは6000円の弁当が飛ぶように売れているとか!?
昨夜こびりつかない特殊加工のフライパンでオムライスを夕飯につくると、滅多にほめない我がカミさんからほめられて自己肯定感が爆上がりの料理男子“レジリエンストレーナー”松岡タカノリです。
料理をつくっているときの気持ち
こびりつかないフライパンは偉大ですね。チャーハンはべたつかないし、上に乗っける卵もきれいに焼けるし、今日のランチでもチャレンジしてみよう。
料理は上手ではないのですが、最近、急に好きになって苦もなくつくっています。時間を忘れて料理をつくることに没頭することができるので、良いですね。ポジティブ心理学的に言えば、「フロー」に入ってしまいます。
料理をつくり始めのメニューを考えるときから、気持ちは料理に集中していて、
「今夜はどんな料理をつくろうか」という「創造性」が働き、
「今までつくったことのないメニューにチャレンジしよう」と、「好奇心」が芽ばえ、
「どんな風につくれば美味しくなるだろか?調べてみよう」と、「向学心」が働きます。
さらには、「日ごろ仕事と家事に頑張っているカミさんに料理で感謝を示そう」という「感謝」の気持ちが起こります。
料理一つの行動だけでも、創造性、好奇心、向学心、感謝という気持ちが芽ばえてきます。これらは、性格、人格に含まれる美徳であり、強みです。
これを「人格の強み」(キャラクターストレングス)と呼びます。
強みは誰もが持っている
「人格の強み」とは、個々人の人格、性格、徳性の中に備わっている、他者から賞賛され、尊敬されるに値する人格上の特徴です。人格上の特徴なので、「人格の強み」は、どのようなものであれ誰しも備わっています。強みのない人など存在しないのです。
ポジティブ心理学の創始者、マーティン・セリグマンとクリス・ピーターソンは、長年の調査から、すべての人に共通に備わっている6つの美徳とそれに含まれる24の強みを発見しました。それが本格的に発表された「人格の強み」と言われています。
「人格の強み」って、いくつあるんだろ?
と思われるかもしれません。セリグマンとピーターソンの24の強みは誰もが共通にもつ普遍的な強みですが、「人格の強み」の数は、心理学者によっても意見が分かれており、正確なものはありません。
私の意見としては、人格・性格上の強みなので、人が異なれば持っている独自の強みも異なるので、60億人いれば、60億の強みが存在していると感じています。普遍的な強みだけでなく、その人が持つ独自の「人格上の強み」もあると思います。
強みは裏切らない
人格の強みと、レジリエンス(心の回復力)とは、素敵な相関関係があります。
レジリエンスの高い人は、自分の強みが何かをわかっており、しかも、それを意識して普段から活用しています。そして、強みの理解と活用は、その人のレジリエンスを高めてくれます。
「人格の強み」のように、レジリエンスを高めてくれる要素を、レジリエンス資源とか、レジリエンスマッスル(レジリエンス筋肉)と呼ぶことがあります。ここではわかりやすく「レジ筋」と呼ぶことにしましょう。
「レジ筋」には、強みの他に、自己肯定感や自己効力感、ポジティブ感情、社会的支援、目的意識などがあります。個人的には、グリット(やり抜く力)、ウィルパワーやウェイパワーも「レジ筋」と考えています。
「強みの活用って、具体的にどうするの?」と思われるかもしれませんが、いたってシンプル。私が料理をしていたときのように、自分の強みを意識しながら行動すればよいだけです。
私のライフワーク、“レジリエンストレーニング”では、「人格の強み」を含めた「レジ筋」の鍛え方(筋トレ)をお伝えしています。
さて、料理の腕に磨きをかけ、オムライスの完成度を高めるため、今日のランチ、自分用にオムライスを作ってみたのでした。すると、
「・・・・・・」(;゚Д゚)
スクランブルエッグと焦げ焦げ焼き飯をコラボした新たな料理名を考えなければなるまい。「創造性」を発揮して(´;ω;`)ウゥゥ
カミさんの食膳に置かなくてよかったとつくづく胸をなでおろした私でした。
レジリエンスが試される試練の日々は続きます。