松岡タカノリのレジリエンス伝道日誌

日々是レジリエンスNo.49-I need you helpって言えますか?~レジ筋の筋トレ⑤

GWは部屋で仕事をしているか、気晴らしに映画を観るかの日々を過ごしている、本当は旅行大好き、でも人混みが苦手な繊細さん“レジエンストレーナー松岡タカノリです。

GWは映画三昧!?

GW中はめったに外出せず、たまに車を走らせるとしたら、食材の買い出しか、我が愛するカミさんの送迎くらいしかないですね。それ以外は部屋にこもって仕事をしている仕事大好きなレジリエンストレーナーです。

仕事をし続けて脳がパンク状態になると、大型スクリーンのTVで映画をよく観ます。そのとき観る映画といえば、新しいものではなく、昔観て良かったもの感動したものが多いですね。新奇獲得性が失われつつあるのは脳とレジリエンスが消耗している証拠なのでしょうか?

それでも、お気に入りの映画と言えば、主人公が逆境に遭いながら、苦しみながらも身近にいる親友と交流し、逆境を克服するような映画が多いです。根っからのレジリエンス好きですね。

というわけで今日はいつものブログと異なり、映画評、映画紹介です。

高慢なDJと心に傷を負った純粋なホームレスとの奇妙な友情

1作目は「フィッシャー・キング」。1991年の作品。テリー・ギリアム監督。ジェフ・ブリッジズ、ロビン・ウィリアム主演の映画です。

ネタバレになるのでストーリーは書きませんが、超人気DJだったけど自らのトークで大事件が起こり、それによって仕事を干されPTSDになったジャック(ジェフ・ブリッジズ)と、その大事件によって愛妻を目の前で射殺され、ショックで精神を病み記憶を喪失した元大学教授のホームレス、パリー(ロビン・ウィリアムズ)との奇妙な友情を描いた映画です。

クライマックスの精神病院でのパリーとパリーが想いを寄せる恋人リディアとの再会のシーン、ラストのセントラルパークでのパリーとジャックとの会話が忘れられないですね。

この映画を観て、私は最初の海外旅行をニューヨークに決めたのでした。

DVのトラウマに苦しむ超天才と愛妻に先立たれた心理学者との交流

2作目は「グッド・ウィル・ハンティング」。1997年の作品。ガス・ヴァン・サント監督。マット・ディモン、ロビン・ウィリアムズ主演の映画です。マット・ディモンの出世作ですね。彼はこの映画の脚本も手掛けていてその年のアカデミー賞脚本賞を取っています。

天才的な頭脳を持ちながら幼いころのDVのトラウマの影響で適応障害となり、暴力的行動を繰り返すウィル(マット・ディモン)と、彼のセラピーを引き受けることになった、愛妻に先立たれ、生きる目的を失った心理学者ショーン(ロビン・ウィリアムズ)との交流を描いた映画です。

主人公のウィルが、最初はショーンと反発し合うのですけども、次第に打ち解けていき、表情が徐々に柔らかくなるのが印象的ですね。

ガサツだけど人情味あるイタリアンと上品で繊細な黒人天才ピアニスト

最後にご紹介するのは、「グリーンブック」。2018年作品。ピーター・ファレリー監督。ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ主演の映画です。最近の映画なので、ご覧になった方も多いのかと思います。

黒人の天才クラシック、ジャズピアニスト、ドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)が1962年に、黒人差別が根強く残るアメリカ南部にコンサートツアーに向かう際、用心棒兼ドライバーとして仕事にあぶれたガサツなイタリアン、トニー(ヴィゴ・モーテンセン)を雇って向かう、2人の交流を描いた映画です。

ラストに近いところで、トニーがドンに語った言葉、「寂しくなったら、自分から会いに行くんだよ」というセリフが良いですね。それが心温まるラストの伏線になっていますね。

心を通わせる友はレジリエンスを高める

紹介した3つの映画に共通することは、一人で逆境を克服するのは難しいけど、傍に伴走してくれる人、傾聴してくれる人、心を開いて交流してくれる人とともに活動すれば逆境も克服しやすいということを教えてくれます。

レジリエンストレーニングでは、このような人たちを社会的支援と呼びます。

皆様、困ったときにI need you helpと心から助けを求める友人知人はいらっしゃいますか?

レジリエンストレーニングでは、そのような社会的支援の重要性と、どのように社会的支援と交流するかをお伝えしています。

少しブログの執筆が続いて脳が疲れてきました。映画かドラマを観るとします。

最近はカミさんに薦められた韓流ドラマ「トッケビ」を観ています。薦めたカミさんが呆れるほど何度も繰り返して観ています。新奇獲得性が失われているΣ(゚д゚lll)ガーン