松岡タカノリのレジリエンス伝道日誌

日々是レジリエンスNo.59-賢者の贈り物が教えてくれること

ストレス性の脱毛症によってスッカリ薄くなった頭髪にキッパリ別れを告げ、先日、理髪店で頭髪をサッパリ刈り取ってしまいました。床に転がる我が頭髪をしげしげと眺め、「これを売ってもお金にならないな。カミさんへのクリスマスプレゼントの足しにはならないだろうな」とアホなことを考えてしまった、O・ヘンリーのようなストーリーテラーにはなれそうにない、“レジリエンストレーナー松岡タカノリです。

前回に続き、今回のブログもクリスマスに関する記事を記します。

賢者の贈り物

クリスマスがくるたび、O・ヘンリーの短編小説、「賢者の贈り物」を思い出します。

O・ヘンリーの名作「賢者の贈り物」は、貧しくも愛と感謝に満ちた夫婦の心温まる美しい物語です。英語の教科書の題材に取り上げられることが多いので、読まれた方も多いかと思います。

この物語では、貧しい夫婦ジムとデラがお互いに最高のクリスマスプレゼントを贈り合うために、それぞれが最も大切にしているものを内緒で売ります。夫ジムの大切な宝物は、祖父の代から譲り受けた金の懐中時計でした。妻デラの大切なものは、ひざ下まで伸びた美しい髪でした。

妻のデラは髪の毛を買い取る商人の元で大切にしていた美しい長い髪をバッサリ切って売り、ジムの大切な金の懐中時計につけるプラチナの鎖を夫への贈り物として買いました。

一方、夫のジムは大切にしていた金の懐中時計を売り、その金で妻デラの大切な長い髪のための(以前からデラが欲しがっていた)べっ甲の櫛を妻への贈り物として買いました。

お互いにクリスマスの贈り物を交換するときには、それぞれの大切にしていたものはなく、贈り物は無駄になったけども、お互いの「思いやり」という最も大切な贈り物を交換し合ったという物語です。

賢者の贈り物からの教訓-ポジティビティとレジリエンス

この物語から大事な教訓を得ることができます。それは、

物質的な贈り物よりも、愛や感謝の心、お互いに思いやる気持ちが最も大切であるということです。

クリスマスは、贈り物を交換するときですが、本当に価値のあるプレゼントは、目に見えない愛や感謝の心です。

「賢者の贈り物」は、ポジティビティレジリエンスの大切さをも教えてくれます。

どんなに困難な状況にあっても、ポジティビティを高く保ち、肯定的に状況をとらえ、持っていないものを嘆くのではなく、今現在持っているものを活用して最善を尽くし、状況を乗り越えることこそがレジリエンスを発揮することになります。

「賢者の贈り物」の夫婦は、このようなレジリエンスを発揮し、物質的な贈り物としては無駄に終わったかもしれないけども、精神的には最高のクリスマスを過ごしました。このような夫婦のレジリエンスは、まさに2人のポジティビティから育まれたと思います。

ポジティビティあふれる素晴らしいクリスマスを!

私たちが日々直面する大小さまざまな試練や挑戦は、この物語の夫婦のように、私たちの愛と感謝の心を試します。しかし、レジリエンスを身につけることで、これらの試練や挑戦を乗り越え、より強く、より愛に満ちた幸福な人生を送ることができると思います。

このクリスマス、「賢者の贈り物」から得られた教訓を心に留め、愛と感謝、そしてレジリエンスを大切にしましょう。家族や友人との時間を大切にし、お互いの存在に感謝することが、最高のクリスマスプレゼントになるはずです。

「賢者の贈り物」、カミさんに読み聞かせ、今年のクリスマスの贈り物は、愛と感謝で許してもらおう。いや、無駄な謀りごとはやめて、今持っているものを最大限活用して(出費して)プレゼントを買いに行こう(´;ω;`)ウッ…

皆様、素晴らしいクリスマスをお過ごしくださいませ。Mary Christmas!

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