こんにちは。ハピネスノートです。
ハピネスノートが綴る「3つのよいことブログ」では、ポジティブ心理学や「3つのよいこと」ワークを基にした、子育てや暮らしに役だつ情報を投稿してまいります。
さて、最近の「3つのよいこと」。
嬉しかったことは、地元の県が公募した補助金に採択されたことです。これで、「3つのよいことノート」のプロモーションや新商品開発に力を入れることができます。
頑張ったことは、書斎の整理をしたことでしょうか?毎年、年末には読了した本を片付けるのですが、一年間、100冊以上たまってしまい、今年も、よく読んだなあと自分で自分を感心しながら片づけました。
ありがとうと感謝の気持ちが起こったことは、最近、ネットショップからの「3つのよいことノート」のご注文が増えたことです。本当にありがたいことで、ご購入いただいた皆様に感謝とともに、「3つの良いこと」と幸福感が増すことを祈るばかりでございます。
興味とは、情熱を抱き、それに没頭するスキル
新シリーズのグリットupリリースを記念して、しばらくブログはグリット(やり抜く力)のことを記したいと思います。
グリットを高めるには興味⇒練習⇒目的⇒希望の4つのステップがあると以前のブログに記しました。覚えていらっしゃいますでしょうか?
3つのよいことブログNo.15‐自己肯定感とグリット(やり抜く力)
今日は、その最初のステップ、「興味」について書こうと思います。
突然ですか、読者の皆様は、いつも情熱を傾けられるものを持っていますでしょうか?趣味や他者、仕事などです。
幸い、私は、常に情熱を傾けられることを仕事にしています。大好きなことを仕事にするために独立起業したようなものです。
子どもさんをお持ちの方は、どうでしょう、子どもさんは「大好きなこと」、「ワクワクすること」を持っていますでしょうか?それを続けていますでしょうか?
早いころから「大好きなこと」、「ワクワクすること」を見つけ、それを継続している子どもさんは、とても幸福だと思います。偉業を達成する可能性は非常に高いのではないかと思います。
グリット研究の第一人者、アンジェラ・ダックワース博士は、著書の中で、「興味」について、「情熱を抱き、それに没頭する技術」と書いています。とても納得いきます。
アメリカにおいて、アップルを創業したスティーブ・ジョブズやアマゾンを創業したジェフ・ペゾスのような成功者を“メガ成功者”と呼ぶらしいのですが、そのような“メガ成功者”が自らのサクセスストーリーを語るとき、例外なく口にする言葉が、「この仕事が大好きだ」という言葉だそうです。思い出すと、ジョブズもスタンフォード大学の卒業式に招かれてスピーチしたとき、
『自分の仕事を愛してやまなかったからこそ、前進し続けられたのです。皆さんも大好きなことを見つけてください。…仕事は人生の一大事です。やりがいを感じることができるただ一つの方法は、すばらしい仕事だと心底思えることをやることです。そして偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛することでしょう。』
ということを話していますし、ペゾスもとあるインタビューで、
『何をするにしても、自分のやっていることに情熱を持っていない限り、長続きしないことがわかるでしょう』と語っています。
自分のやっていることに情熱を傾けることは、成功するには不可欠なようです。
好きなことを仕事にするのは、本当に良いのか?
自分の好きなこと、情熱を傾けられることを仕事にすると、本当に良いのでしょうか?
誰しも、「大好きなこと」、「情熱を傾けられること」を持ったことがあろうかと思いますが、すべての人がそれを仕事にすることはできないでしょうし、ふつうの親でしたら、「大好きなことを仕事にする」よりも、「安定して堅実な仕事」に就くように子どもに望むことの方が多いように思います。
一般的に、特に安定志向の方が多い日本人は、「大好きなこと」よりも、「大好きではないけど安定した収入を得られる仕事」を志望する人が多いように思いますが、「興味」を研究した心理学の研究結果では、「大好きなこと」を仕事にすると、次のような良い効果があると証明されています。
1つは、人は自分の興味を持った仕事をしている方が、仕事に対する満足度がはるかに高くなるという効果です。
もう1つは、人は自分のやっている仕事を面白いと感じているときの方が、業績は高くなるという効果です。
当然といえば当然といった効果ですが、しっかり科学的なエビデンスが出ているのですね。
どうやって「興味」を育むか?
「大好きなこと」、「情熱を傾けられること」に興味を持つには、どのようにすればよいのでしょうか?
子どもの頃から自分の「大好きなこと」、「情熱を傾けられること」を見つけ、それを続けている子どもさんはとても幸福と前に書きました。なぜ幸福かと言えば、子どものときには、まだまだ特定の「大好きなこと」、「情熱を傾けられること」を見つけることが難しいからです。
「将来何になりたい」、「大人になったらどんな仕事につきたい」などと子どもさんに質問しても、子どもさんの頃は早すぎてわからないでしょう。大半は「よくわからない」と答えるはずです。中学生に上がった頃に、ようやく自分が将来何になりたいかがおぼろげながらわかり始めると言われているようです。
「大好きなこと」、「興味を持てること」が見つかるのは、偶然の要素が強く、回り道も多いかと思います。だからこそ、子どもさんには、子どもでいるときにいろいろなことを興味の趣くままさせてほしいと思います。そして、そのようないろいろなことをする中で、自分自身が本当に興味を持てること、大好きなことを選べばよいと思います。
子どもさんが将来何になりたいか「わからない」からと言って、親や周囲の大人が無理やり子どもさんの将来なりたいことを押し付けるのはやめた方がよいと思います。後で子どもさんの心や将来に禍根を残す弊害が多いように思います。
ジェフ・ペゾスもこんなことを言っています。
『ありがちなことだが、無理やり興味を持とうとするのは大きな間違いだ』と。
子どもさんが行なったいろいろなことから「大好きなこと」や「興味を持てること」が見つかったら、それを時間をかけて深く掘り下げることが大事です。掘り下げたのち、興味を持てなくなったら、また探せばよいのです。
そして、親や周囲の大人の役割は、子どもさんが「大好きなこと」、「興味を持てること」を見つけ、それを続けて行うことに対し、温かく迎え、励まし、応援することが大事です。決して過度な干渉をすることなく、子どもさんの「興味」を受け入れ、承認し、勇気づけることが、子どもさんの「興味」をさらに高め育むことになります。

新商品の「3つのよいことノート グリットup」では、グリットを高める第1歩である、「興味」を抱かせ、育むために、まず初めに、子どもさんに、今、自分のやっていて楽しいこと、大好きなこと、やっていてワクワクすること、もっと上手になりたいことを、素直な気持ちでたくさん表に書くようにしています。
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次回のブログも、「興味」の持ち方、育み方、「情熱を持つこと」の見つけ方について、さらに深掘りして記したいと思います。
さて、今年も残すところ、あと5日となりました。皆様良いお年をお迎えくださいませ。
来年も、「3つのよいことノート」と3つのよいことブログをよろしくお願い申し上げます。