松岡タカノリのレジリエンス伝道日誌

日々是レジリエンスNo.13-親切は連鎖する~ペイフォワードまほらノートプロジェクト

こんにちは。ハピネスノートです。

ハピネスノートが綴る「3つのよいことブログ」では、ポジティブ心理学や「3つのよいこと」ワークを基にした、子育てや暮らしに役だつ情報を投稿してまいります。

約1か月ぶりのブログになります。長い間、投稿できず、すみません。展示会の準備や新シリーズのリリーズ準備に忙殺され、ブログを書く時間がとれませんでした。これからは週一のペースを守って更新していこうと思います。

さて、最近の「3つのよいこと」。

嬉しかったことは、先週末は、オンラインで充実した学びの時間を得ることができたことです。

頑張ったことは、仕事の面での来年に向けたアクションプランを立てる準備を行ったことでしょうか。来年はさらに成長、飛躍の年になると思います。

ありがとうと感謝の気持ちを持ったことは、週末のオンラインでの学びの時間を共有した友人に対して、ただただ感謝です。それぞれが多忙な日々の中、貴重な時間を割いて共通の目的をもってともに学んでいくことは意義深く、人生は充実しているなあと実感できます。

まほらノートのペイフォワード

最近、次の商品開発のため、さまざまな文房具、特にノートや手帳を見る機会が多く、とても魅力的な素晴らしいノートや手帳や、それを宣伝するさまざまな企画を知り、日々勉強しています。

10月に大阪のイソット関西を訪れたときにも注目し、最近ではロフトなどの大型雑貨店でも目にとまるようになったノートにまほらノートがあります。

このノートは、大阪の大栗紙工さんが制作している発達障害の方にも使いやすい“目に優しいノート”です。

発達障害者の方々がノートを使ったときの困りごとを聴き、それを解消するために開発され、「光の反射を抑えて目にやさしい」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」という特徴をもち、発達障害者だけでなく、どんなユーザーにも使いやすく美しく魅力的なノートになっています。

発達障害者の方々の不便さを解消し、すべてのユーザーの目に優しい使いやすいノート。

コンセプトと商品の特徴だけでも、制作者のポジティビティが伝わってくるノートですが、そのノートの最近の企画が素晴らしいので紹介させていただきます。

それは「ペイフォワードまほらノートプロジェクト」です。

この企画は、まほら限定デザインのノート1冊を購入すると、発達障害の方を中心にまほらノートがお二人に寄付されるという企画です。まさにペイフォワードですね。

まほらノートのページはこちらから

ペイフォワード(Pay it forward)とは、ある人物から受けた親切を、また別の人物への新しい親切でつないでいくことを意味する英語です。「親切の連鎖」ととらえてよいかと思います。2000年に同名の映画が上映されているので、ご存じの方も多いかと思います。

幸せがずっと続く12の行動習慣

まほらノートのペイフォワード企画は、親切の連鎖、優しさの連鎖が生まれ、周囲を幸福にする素晴らしい企画です。

ペイフォワードと聴くと、私はいつも、ソニア・リュボミアスキーの「幸せがずっと続く12の行動習慣」を思い出します。

カリフォルニア大学の心理学教授、ポジティブ心理学者のソニア・リュボミアスキー博士は、科学的に実証された「幸福度を高めるための12の具体的な行動習慣」を著書にまとめています。

その12の行動習慣とは、次のような行動です。

1.感謝の気持ちを表す 2.楽観的になる 3.考えすぎない、他人と比較しない

4.親切にする 5.人間関係を育てる 6.ストレスや悩みへの対抗策を練る 7.人を許す

8.熱中できる活動を増やす 9.人生の喜びを深く味わう 10.目標達成に全力を尽くす

11.内面的なものを大切にする 12.身体を大切にする

4番目に「親切にする」が入っていますね。リュボミアスキーは、著書の中で、なぜ親切にすると幸福になるのか、次のように書いています。

『誰かに親切にすると、罪悪感や苦悩、他人の困難や苦痛を知ることで感じる居心地の悪さが軽減されます。それと同時に、自分の幸運を認識し、感謝する思いが強まることがしばしばあります。』

『親切にすることで得られる大きなメリットは、自己認識にかなりの影響を及ぼすことです。親切な行動をとると、あなたは利他的で思いやりの深い人間だと自分をみなすようになるでしょう。そう認識することによって、自信や楽観的な考え方や、自分は役に立っているという思いが高まるからです。』

他者への親切は、ネガティブ感情の軽減、感謝の気持ちの高まり、そして「自分は役に立っている」という自己肯定感も高まると、リュボミアスキーは語っています。

さらに、『1つの親切な行動がいくつもの親切な行動を引き起こす』といった、「親切は連鎖する」というペイフォワード現象や、社会的にポジティブな影響を起こすことも記しています。

『思いやりのある行為について見聞きするだけで、人々は高揚した気分になり、心が温かくなり、感謝して心を打たれるなど、良い行いをしたいという気持ちをかきたてられることがあります。』

「ペイフォワードまほらノートプロジェクト」が、発達障害者の方に良い影響を与えるだけでなく、限定デザインのノートを購入することでプロジェクトに参加した人にも幸福感を高め、さらに周囲の人々、社会全体に幸福感が連鎖する素晴らしい企画であることがお分かりいただけると思います。

おばあちゃんの手をつなぐ女の子

3つのよいことノートを12の行動習慣に照らし合わせると…

久しぶりにリュボミアスキーの12の行動習慣を振り返ったところで、「3つのよいことノート」をこの行動習慣を基に改めて考えると、ノートに記す「3つのよいこと」は、12のうちのいずれかに当てはまることがわかります。

「3つのよいこと」のうちの「嬉しかったこと」は、「9.人生の喜びを深く味わう」に、「頑張ったこと」は、「 8.熱中できる活動を増やす 」、あるいは「 10.目標達成に全力を尽くす 」に、そして、「ありがとうと思ったこと」は、「 1.感謝の気持ちを表す 」に当てはまります。

「3つのよいことノート」も、「ペイフォワードまほらノートプロジェクト」と同じように、幸福感や自己肯定感が高まる構成になっていることがお分かりいただけますでしょうか。

「3つのよいこと®ノート」を購入できるハピネスノート ネットショップ」はこちらから

いずれ、「3つのよいことノート」も、 「ペイフォワードまほらノートプロジェクト」 のように、親切の連鎖を生み出す企画を行いたいと思います。それ以上に、使っていただければ必ず幸福度は高まり、自己肯定感も向上し、親切が連鎖して、社会にポジティブな影響を波及させる、そんなノートを創り続けていきます。

最後に、ペイフォワードを表現した、ほっこり幸せになるような動画を共有します。皆様、是非、ご覧になっていただき、今日一日、ポジティビティ溢れる時間をお過ごしください。

ほっこりする親切の連鎖(ペイフォワード)の動画