松岡タカノリのレジリエンス伝道日誌

日々是レジリエンスNo.40‐すべての人にレジリエンス教育を①~156人に1人の教師が精神疾患で休む教育現場

こんにちは。「コーチング式子育てのガッコウ」講師の松岡タカノリです。

この「3つのよいことブログ」では、ポジティブ心理学や「3つのよいこと」ワークを基にした、子育てや暮らしに役だつ情報を投稿してまいります。

156人に1人の教員が精神疾患で休業の衝撃

12月26日(月)、文部科学省の人事行政調査が発表され、2021年度に公立小中高校と特別支援学校で、精神疾患を理由に休職した教員は、2020年度に比べて694人多い5897人で過去最多(過去最悪?)とわかりました。156人に1人の教員が精神疾患で休んでいることになります。

3つのよいことブログNo.37で、小中学校の不登校児童生徒が24万人を超えたことを記しましたが、それにも劣らない衝撃的な数字ですね。

3つのよいことブログNo.37‐子どもが楽しんで通学するためには~小中不登校24万人超を考える

学校教育現場で児童生徒に生きる力を教えるべき教師の多くが精神疾患で休業している状況とは、つまりは教師の生きる力、マインドセットが弱っている状態を意味します。こんな状況で、どうして子どもの生きる力を育成することができるのでしょうか?

子どもは私たち大人よりもはるかに感受性の高い人間です。私たちのふとした不安感やネガティブな感情を敏感に感じ取ります。そうすると、ネガティブ感情が感染してしまい、レジリエンスが高くないと、「生きる力」、「本物の自己肯定感」は高まらないことになります。

今こそすべての人にレジリエンス教育を!

教師も親である大人も生きる力が著しく低下し、子どもの生きる力を育成する環境としては、暗澹たる悲観的な状況ですが、レジリエンストレーナーであり、戦略的楽観主義者である私は、さほど悲観してはいません。むしろ、

今こそすべての人にレジリエンス教育を広める大きなチャンスだと感じています。

ブログNo.37でも記しましたが、教師の精神疾患の原因を追及し、それを改善しても現状は良くなりません。原因追及型のギャップアプローチをしても根治療法にはならないのです。根治療法をするには、未来創造型のポジティブアプローチをする必要があると強く感じます。

では、未来創造型のポジティブアプローチとは何でしょうか?

私が行うポジティブアプローチは、レジリエンスを教育することです。

レジリエンス教育を広め、レジリエンスを強化し、すべての人に定着させることです。

それが学校教育での諸問題、子育ての悩み、子どもたちを取り巻く課題を解決しつつ、

本物の自己肯定感とレジリエンスの高い子どもたちが、自分の強みや能力を最大限に活用し、

他者と尊重し合い助け合いながら持続的に繁栄する社会」という理想像が築けらえると

私は考えています。

では、レジリエンス(心の回復力)とは何か?次回のブログで記します。ご期待ください。

コーチングスキルを活用しながら、子どもの本物の自己肯定感を高めるお声がけを「子どもと育つ!コーチング式子育てのガッコウ1dayオンライン基礎講座」でお伝えしています。心理的科学的に実証されたコミュニケーションスキルをわかりやすくお伝えしています。

もちろん、レジリエンス教育についてもわかりやすくお話しします是非、お申し込みくださいませ。毎月4~5回開催しています。

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